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蜜蝋ワックスの作り方 配合するオイルの割合は?2種類の比率で自作

ライフ
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蜜蝋(ミツロウ)ワックスが安く簡単に手作りできると聞いて、さっそく作ってみることにしました

材料は乾性油蜜蝋(ミツロウ)の2つだけ

どちらもネットなら簡単に手に入ります

材料はすぐに揃いましたが、蜜蝋とオイルの配合割合が迷うところ

本やネットであらゆる作り方を見た結果、蜜ろうとオイルの比率は

蜜蝋:オイル
1:4  ~ 1:10

この割合の間で自分の好みの固さや気温などに合わせて作ると良いと学びました

蜜蝋が多いほどワックスの感触は固くなります。塗布後は、木の質感も蜜蝋がコーティングして凸凹を埋めてくれ水や汚れにも強くなるそう

逆に木の質感をできるだけ残して薄く伸びよく塗りたい場合、寒い季節の場合なんかはオイルを多めにして柔らかく仕上げるといいでしょう

さて、私も作るのが初めてで蜜蝋ワックスを使ったことさえありません

つまり、好みの固さが自分でもわからない

というわけで、今回は2種類の比率蜜蝋ワックスを作ってみました

  1. ネット上で多くの人が作っていた割合である1:5の蜜蝋ワックス
  2. ここは寒い地域の寒い時期なので柔らかめを目指した1:8の割合の蜜蝋ワックス

この2種類を作って好みの比率を探っていきます

蜜蝋ワックスのオイル配合割合で迷っている方の参考になれば幸いです

手作り 蜜蝋ワックスの作り方

蜜蝋ワックスの材料

・蜜蝋(ミツロウ)

・オイル ※乾性油が好ましい

・保存容器

配合するオイルは亜麻仁油

蜜蝋(ミツロウ)ワックスに使うオイルは木材に塗ってもベタつくことがない乾性油が最適です

乾性油は乾くと樹脂化して固まるという性質があるオイルです

乾性油:荏(エゴマ)油・亜麻仁(アマニ)油・胡桃(クルミ)油・桐(きり)油

半乾性油のひまわり油やオリーブオイルなど不乾性のオイルで蜜蝋ワックスを作っている人もいるようですが、基本的には空気と反応し樹脂化する乾性油が良しとされています

塗布する場所によっては、乾性油にこだわらなくてもいいかもしれません

私は主にデスク天板と床に使いたいので、べとつかない乾性油である亜麻仁油を選びました

亜麻仁油は、ワトコオイルの主成分でもあります

ワトコオイルはオイルフィニッシュの代表的なオイルです。そのワトコオイルで使わてれいるのが亜麻仁油なんだから良いに決まっている。ということでこちらの商品を購入しました

あとエゴマ油より安かったのが選んだ理由でもあります

エゴマ油はヨー素値というのが高く、乾くのが亜麻仁油よりも早いと言われております

乾性油って他のオイルに比べると高めですよね

 

私にとっては、エゴマもアマニもどちらも食用で買ったことのある馴染みのあるオイルです。オメガ3が入った良い油ですが、時間が経つとちょっと独特のにおいがあるのが難点でしょうか

クルミ油は香ばしい感じのこれもまた独特なにおいがあるそうですが、手にしたことがないのでわかりません

購入した亜麻仁油は木工用ということで、500mlも入っているのに1580円という安さでした

油っぽい香りがほんのりとするくらいで、においも気にならず安心しました

蜜蝋(ミツロウ)は精製されたものを使用

蜜蝋はこちらを購入

蜜蝋(ミツロウ)は未ざらしの黄色い色が残っているもの精製された白いものがあります

未ざらしの蜜蝋は、色のほか栄養価や香りなども残っているので天然素材を重視しているのであれば未ざらしが良いですよね

私の場合は、蜜蝋ワックスの他に蜜蝋クリームや流行のエコな蜜蝋ラップなども作ろうと計画していたので精製済みを購入しました

未ざらしだと蜜蠟ラップにする布に黄色く色が付くかもしれないと思ったのと、野菜など食材を包むかもしれない蜜蝋ラップには匂いがないほうがいいかなという個人的な判断です

 

蜜蝋ワックスも長持ちするらしいし、大量に作りたい

そして蜜蝋クリームや蜜蝋ラップを作ってラップのメンテナンスにも蜜蝋が必要だから多めに買っておこう。ということで200gもある精製された白い蜜蝋ビーズを選びました

買ったものは小さな粒(ビーズ)状になっているので、削る手間もなく計量もしやすかったのでオススメできます

蜜蝋ワックスを少しだけ作りたいのであれば、本当に少しの蜜蝋とオイルで出来るので200gも用意する必要はないでしょう

 

オイルと蜜蝋の割合・比率

蜜蝋:オイル 1:4  ~ 1:10

この割合の間で自分の好みの固さや気温などに合わせて作ると良いそう

蜜蝋:オイル=1:5と1:82種類を作成してみます

ちなみに、こちらの「未晒し蜜ろうワックス」はエゴマ油と蜜蝋のみでできていて、固さもA~Cタイプまで選べるようになっています

Aタイプはバターのような固さ、Cタイプはマーガリンのような固さだそうで、私もバターとマーガリンの固さを目指して1:5と1:8の比率で実験です

1:10で作っておられるプロっぽい方もいましたが、ネット上のあらゆる記事やブログで作られていた人気の割合1:5が気になります

固すぎればオイルを足す、やわすぎれば蜜蝋を足すという方法で後から調節可能

ですが、固さを確認した後に再度溶かすのもちょっと面倒なので2種類作ることにしました

 

せっかく蜜蝋も沢山あるので1:5の割合の蜜蝋ワックスを大量に作りたいと思います

なにせ床にも塗りたいし、長持ちするし、半年に1度は塗りなおすのが良いと聞いたので。そして
この500mlの木工用亜麻仁油を使い切りたい

蜜蝋:オイル=1:5 の材料を計量

まずは1:5のワックスを作ります

亜麻仁油を350g 計量中

1:5で作るので、蜜蝋を70g入れます

保存ケースのまま湯煎して作りたいと思い、100均(セリア)のふたつきボウルというものを買ってきました (上の写真のもの)

本当は光を遮断できる容器の方が良いと思います

なにせ亜麻仁油の入っている瓶が茶色い遮光瓶なので亜麻仁油は光によって劣化するということでしょう

私が買った100均容器のふたは半透明なので、完成したら蓋の上からアルミホイルなどで光を遮断して冷暗所で保管しておこうと思います

寒かったので石油ストーブの上で作りました

石油ストーブの上にフライパンをのせ、フライパンにお湯をはって容器でそのまま湯煎

溶かしてから保存容器に移す場合は、蜜蝋が洗っても取れにくいので蜜蝋専用のボウル等を用意するほうがいいかもしれません

蜜蝋の融点は65度くらい

くるくると混ぜていると15分くらいで溶けたと思います

1:8の柔らかめを目指した蜜蝋ワックス

比率1:5のワックスと並行して1:8のワックスも作っていきます

残った亜麻仁油を全て注いで計量

だいたい1:8になるように蜜蝋ビーズを入れます

小さめケース(これもセリアのふたつきボウル)にぎりぎりいっぱい入りました

同じようにフライパン上でよく混ぜながら湯煎していきます

こちらは少なめなので、溶けるのも早かったです

自作の蜜蝋ワックスが完成

涼しいところに置いて翌日にはしっかりと固まっておりました

手作り蜜蝋ワックスの完成です

大量にできました

手作り蜜蝋ワックスの比率による固さについて

自作蜜蝋ワックスの固さをお伝えしたいのですが、写真で伝わるのでしょうか

1:5

個人的な感想ですが、思ったよりも固め。冷蔵庫から取り出したバターくらいな感触でしょうか

表現が難しい

1:8

こちらは冷蔵庫から取り出したマーガリンっていう感じでしょうか

※室温は20度くらいです

割合比較・塗ってみた感想

寒い季節だからっていうのもあるかもしれませんが圧倒的に1:8が塗りやすい

伸びが良くて気に入りました

むしろ個人的にはもう少し柔くてもいいかもしれない

1:5は寒いからか、固いですね

ウエス(Tシャツの切れ端)を使って塗ったのですが固くてワックスが布で取りにくいので、プラスチックスプーンでほじくりながら塗りました。スプーンで掘って取り出してしまえば、それほど固く感じません

個人の好みとしては1:8の方がスムーズに塗布できて、疲れなかった

もし再度作るなら1:8~1:10で作ろうと思いました

北国なので柔らかめが合っているのかな

使用感の違いはあれど、1:8でも1:5でも塗布した木材の感じは素人目には全く同じに見えて違いがわかりません

 

デスク天板に良い感じで塗ることができました

水もはじくようになり、ツヤツヤしすぎず自然な木目がクッキリとでて匂いもベタつきもなし

塗布前← ビフォーアフター →塗布後

満足!

 

というわけで、夏になるとまた感想は替わるかもしれませんが「蜜蝋ワックスの配合比率は蜜蝋:オイル=1:8が好み」という結果になりました

 

最後までお読みいただきありがとうございます

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