PC作業を効率よくするためにサブモニターが欲しい
そう思いつつも、本当に必要か?使いこなせる?デスクが狭くなるんじゃないか?とか色々と考えては購入せずにいました
しかしデュアルディスプレイなど複数のモニターで作業すると生産性がアップするという研究報告があるらしく
Microsoftの研究者は、複数のモニター構成に切り替えると、生産性が9%から50%向上する可能性があることを発見
50%も生産性が上がるならサブディスプレイ導入を本格的に検討しなければいけません
デュアルディスプレイ化するには手持ちのタブレットをサブモニターにする方法が一番手軽で費用もゼロ
しかもタブレットなら場所も取らないので、狭いデスクも広く使えて快適です
モニターとして使用しない時は、動画を見たり電子書籍を読んだり普通にタブレットとしても活用できて経済的
↑ノートPCからサブディスプレイへYouTubeのタブを移動しているところ
これで生産性や作業効率が向上するのであれば言うことなしです
もし2画面が気に入れば、ちゃんとしたモニターを後から購入してもいいので「一度サブモニターを試してみたい」という人にもおすすめ
というわけで、手持ちのAmazon Fireタブレット(FireHD10)をサブモニターにしてみます
この記事ではタブレットをWindowsノートPCのサブモニターにする方法を覚書として記録しています
Fireタブレット以外のタブレットでもやり方は同様です
「spacedesk」という無料アプリを利用する方法です
・Macは対象外(Windows×iPadは可能)
無料のフリーアプリなので参考にする場合は自己責任で導入しましょう
タブレットをサブモニターにする方法 fireタブでデュアルディスプレイ化
今回は「spacedesk」というアプリを利用します
「spacedesk」はWindowsPCをAndroid・iPad・Windowsに接続できる無料アプリです
他にも方法はあるようですが、無料で使えて安定性もあり利用者も多数、導入も簡単ということで「spacedesk」を選びました
Wi-Fi環境下でメインPCとサブディスプレイを同様のIPアドレスに繋げた状態で機能します
・Windows限定(Windows10かWindows8.1)
・Macは対象外(WindowsPC×iPadは可能)
使い心地としては多少動作がもたついているように感じます。素早い動作を必要としない、「参考資料などを表示しておく」ような使い方なら十分に重宝すると思います
無線なのでデスク周りがケーブルでごちゃごちゃせず、必要なものはタブレットのみという省スペースでの利用が可能です
手持ちのタブレットがサブモニターになる
タブレットは、大きめスマホを買ってから利用頻度が減ったAmazonのFireHDタブレット(10インチ)を使いました
タブレットにも「spacedesk」アプリをインストールします。「spacedesk」アプリはGoogle playにもAmazonアプリストアにもApp Storeにもあるアプリです
なのでFireタブレット以外のiPadやAndroidタブレットでも利用可能
家に眠っているタブレットがサブモニターになるなんて、なんだか得した気分です
しかもAmazonのセールで数年前に1万ほどで購入した激安 FireHD10タブレットが有効活用できるとは嬉しい限り
ずっとサブディスプレイを買おうかどうしようか迷っていたというのに
もっと早く気が付けば良かった…
Fireタブレット サブモニター化へのステップ
2.サブモニターにするタブレットに「spacedesk」をインストール
3.双方の「spacedesk」を開いて接続
これだけです。簡単
Windows PCに「spacedesk」をインストール
まずはメインで利用するWindowsパソコンに「spacedesk」をダウンロードします
▼公式サイト
「spacedesk」公式サイトの「DOWNLOAD NOW」から自分のPCの仕様のもの選んでダウンロードします
↑Windows10・Windows8.1 か、64bit・32bit かを選ぶ
自分のパソコンのビット数などがわからない場合は、スタートボタンの上で右クリック→「システム」で確認できます
ダウンロードできたら、開いてインストールに進みます
利用規約に同意するにチェック✔して「Next」をクリック
保存先のフォルダーを確認して「Next」をクリック
次はファイヤーウォール設定
「spacedesk」がファイヤーウォールに引っ掛からないようする変更を加えていいかの確認です
チェック✔して「次へ」進みます
ウイルスバスターなどアンチウィルスソフトを使用している場合、spacedeskが引っ掛かる可能性があるので、手動でアプリケーションを許可する必要があります
「Install」をクリック
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という表示が出ると思いますが、「はい」をクリック
最後に「Finish」をクリックしてインストール完了
完了後はPCの再起動が必要です
インストール後、PCで「spacedesk」アプリを開く
PC再起動後、アプリを開きます
右上の「spacedesk Status」がONになっていることを確認
左側にネットのIPアドレス(192.168.~~)が表示されています
タブレットも同じIPアドレスに繋げている状態でないとサブモニターにできないので、PC側のIPアドレスをここで確認しておきましょう
メインPC側の準備はこれでOK
サブモニターにするタブレットに「spacedesk」をインストール
FireタブレットならAmazonアプリストアからダウンロード
iPadやAndroidタブレットなら以下からダウンロードできます
タブレットでアプリを開いてPC接続する
PC側でマルチディスプレイ設定
PCのデスクトップ上(何もないところ)で右クリックして「ディスプレイ設定」を開きます
「設定」→「システム」→「ディスプレイ」でも行けます
「マルチディスプレイ」の項目で「表示画面を拡張する」に変更
画面の縦横もここで変更できます
これでタブレットをサブモニターにする設定がすべて完了しました
デュアルモニターでパノラマ画像を壁紙に設定する方法
デュアルディスプレイにしたら、やってみたかったことといえば!
「パノラマ画像をディスプレイをまたいで表示させてみたい」ということで、さっそくチャレンジしました↓
まず自分で写したパノラマ画像、もしくはフリー画像サイトや壁紙サイトでパノラマの画像をPCに用意しておきます
「個人用設定」を開きます
「背景」で「画像」を選択し、パノラマ画像を選ぶ
「調整方法を選ぶ」で「スパン」を選択
楽しい!いろんな画像で試したい
「spacedesk」のサブモニターを接続解除する方法
接続するのも接続を切るのもサブモニターになっているタブレット側で操作します
Fireタブレットだと画面下からスワイプして出てくる「◁ ○ □」の「□」をタップしてアプリを閉じれば接続を解除できます
ものによりますがAndroidだと「◁ □ 三」の「三」
スマホやタブレットで他のアプリを閉じる方法と同じですね
Fireタブレットを縦で使うと、画面下というか画面の長辺の方に「◁ ○ □」が表示されるので長辺から画面をスワイプするとアプリを閉じることができました
タブレットをサブディスプレイ化した感想
憧れのサブディスプレイはとても簡単にできました
持っていたタブレットで出来たので、もっと早くに設定していれば良かったと思うくらい快適
タブレットを中に浮かせているので、ほぼほぼデスクの広さは変わらずにサブモニターを設置できました。タブレットホルダーで浮かせて配置
省スペースで気に入っています
ちょっと気になるところは、Fireタブレットがワイド画面だからか表示の縦横比率が通常より伸びた感じになることくらいでしょうか
修正方法があるのか調べる程、気になる問題ではないので今のところスルーしてます
あと2画面も使いこなせないかと思っていましたが、正直もう1つプラスしてトリプルディスプレイでもいいなと思いました
いつもPC上にウィンドウをたくさん開いて、ブラウザのタブもたくさん開いて作業しているので物理的に画面が増えるのは当たり前に便利なんですね
▼買うならディスプレイが回転するシルバーのコレが良いとすでに目をつけている
総評としては「サブモニター便利。本当に作業効率アップになる」というところです
やって良かった