木材に使う蜜蝋(ミツロウ)ワックスを手作りしたので、あまった蜜蝋で肌に優しい蜜蝋クリームを手作りしました
蜜ろうクリームには乾燥を防ぐ保湿効果があり、材料の蜜蝋には優しい抗菌作用があると言われています
基本材料はオイルと蜜蝋の2つだけ
どちらもネットなら簡単に手に入り、作り方も混ぜるだけなので簡単です
小さな容器に3つも出来たので、母にもプレゼントしたら喜んで顔や手に塗ってくれています
私はハンドクリームとして使っていますが、顔にも身体にもリップにも使える万能クリームなのでプレゼントにもおすすめです
こちらの記事では実際に蜜ろうクリームを作った手順を画像付きで紹介します
蜜蝋クリームの作り方
蜜蠟クリーム 材料
- 蜜蝋(ミツロウ)
- ココナッツオイル・ホホバオイルなどの植物油
- お好みでハチミツやアロマオイル(精油)
クリームを入れる容器は100均(セリア)の3つ入りになっているプラスチックの透明容器を用意しました
蜜蝋(ミツロウ)
蜜蝋(ミツロウ)は精製されたものを使用
蜜蝋はこちらを購入
蜜蝋(ミツロウ)は未ざらしの黄色い色が残っているものと精製された白いものがあります
未ざらしの蜜蝋は、色のほか栄養価や香りなども残っています。天然素材を重視しているのであれば未ざらしが良いかもしれません
私の場合は、蜜蝋クリームの他に木材用蜜蝋ワックスや蜜蝋ラップなども作ろうと計画していたので精製済みを購入しました
未ざらしだと蜜蠟ラップにする布に黄色く色が付くかもしれないと思ったのと、野菜など食材を包むかもしれない蜜蝋ラップには匂いがないほうがいいかなという個人的な判断です
少しだけ作る場合は、本当に少しの蜜蝋とオイルで出来るので蜜蝋を200gも買う必要はないでしょう
ココナッツオイルなどの植物油
オイルは家にあったココナッツオイルを使用しました
よく化粧品に配合されているホホバオイルや使いやすいスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルでもOK
以下、お好みで
ハチミツ
ハチミツはリップなどにもよく配合されているように保湿効果を高めるということで、ほんの少し入れてみました
ですが個人的には少し失敗……ハチミツは沈みやすいと聞いていたので溶かしている時にかなり混ぜたつもりなのに、完成したクリームは底にハチミツが沈殿してしまいました。なかなかハチミツを入れてうまく作るのは難しそうです
エッセンシャルアロマオイル(精油)
キャリアオイルと蜜蝋を溶かし混ぜた後に、ラベンダーやカモミールなどお気に入りのアロマを1~数滴入れ、好みの香りにすることもできます
精油は種類にもよりますが肌への刺激が強いものもあるので、肌の弱い方は1滴までにした方が良さそうです
私はココナッツオイルの香りだけで十分なので精油は入れませんでした
蜜蝋とオイルの配合する割合
あらゆる作り方を見た結果、蜜ろうとオイルの比率は1:5が基本のようですね
1:4 ~ 1:10
この割合の間で自分の好みの固さや気温などに合わせて作ると良いらしい
1:5で作る人が多いようですが、スティック型リップクリームの場合はもう少し固めの割合が良いそうです
蜜蝋が多いほど感触は固くなります
伸びよく塗りたい場合や寒い季節の場合なんかはオイルを多めにして柔らかく仕上げるといいでしょう
私は、木材用の蜜蝋ワックスを作るときに柔らかめの方が好みだと分かったのでクリームも柔らかめを目指しました(木材用ワックスもオイルと蜜蝋を溶かして混ぜるだけなので作り方は全く一緒)
まだ季節的に寒いのと、ココナッツオイルも白く固まっているので(ココナッツオイルの融点は24℃)
この割合で作りました
湯煎で材料を溶かして混ぜる
蜜蝋4g、ココナッツオイル40gで計量 (はちみつも3gくらい入れましたが、おすすめしない)
湯煎できる容器に蜜蝋クリームの材料を入れ、フライパンにお湯をはって湯煎します
(湯煎用容器は蜜蝋がついて洗っても取れにくいです。私は普通の食器で溶かし熱湯で洗ったらキレイになりましたが心配な人は専用の器を用意するといいかもしれません)
まず融点が24℃のココナッツオイルが溶け、数分間混ぜ続けていると蜜蝋も溶けてきます
蜜蝋が完全に溶けて消えたら、用意したクリーム容器に注ぎます
涼しいところへ置いて固まるのを待ちます
これで手作り蜜蝋クリームの完成です
まだ気温が寒いからか1:10の割合でも固めでした
まだまだ蜜蝋が残っているので、使い切ったら改めてもう少し柔らかめの蜜蝋クリーム作りに挑戦しようと思います
手作りのいいところは材料が全て自分で選べるのと、固さや入れるオイル・香りを変えて自分好みにカスタマイズできるところが楽しいですね
ぜひ試してみてください