木材に使う蜜蝋(ミツロウ)ワックスと肌に使う蜜蝋クリームを手作りしました
まだまだ、蜜蝋が余っているので今度は繰り返し使えてエコでかわいい蜜蝋ラップを手作りしていきます
木材用蜜蝋(ミツロウ)ワックスと肌用蜜蝋クリームを作った記事↓
蜜蝋ラップとは
蜜蠟ラップは繰り返し使えて、プラスチックゴミにならないラップとしてSDGsの観点からも注目を集めています
天然素材で簡単に手作りでき、蜜ろうには乾燥を防ぐ保湿性と抗菌作用があるので野菜などの鮮度も保たれるそうです
作り方もアイロンをあてて蜜蝋を布に染み込ませるだけなので簡単
こちらの記事では実際に蜜ろうラップを作った手順を画像付きで紹介します
蜜蝋ラップの作り方
蜜蠟ラップを作る材料は主に「蜜蝋」とラップとして使いたいサイズの「布」です
蜜蝋(ミツロウ)
蜜蝋(ミツロウ)は精製されたものを使用しました
購入した蜜蝋はこちら↓ (蜜蝋ワックスやクリームも作ったので200gの大容量を購入)
蜜蝋(ミツロウ)は未ざらしの黄色い色が残っているものと精製された白いものがあります
未ざらしの蜜蝋は、色のほか栄養価や香りなども残っています。天然素材を重視しているのであれば未ざらしも良いと思います
個人的には、野菜など食材を包むかもしれない蜜蝋ラップには匂いがないほうがいいかなと思って精製されたものを選びました
100gもあれば蜜蝋ラップを複数枚作れて、メンテナンスにも使えると思います
蜜蠟ラップの材料
- 蜜蝋(ミツロウ)15gほど
- 厚手でない綿の布
- あればココナッツオイルかホホバオイル
- あれば松やに 今回は不使用
薄手の綿の布
厚い布だと使い勝手が悪くなるので、薄いコットン(綿)の布を用意します。今回は100均で購入した綿100%の布(35cm×30cm)を使って作ってみます
使った蜜蝋の量
蜜蝋は写真の100均の布(35cm×30cm)に15gくらい使いました
オイル
ホホバオイルやココナッツオイルを加えると蜜蝋だけの蜜蠟ラップより柔らかく使えるとのことで、私はココナッツオイルを5g加えました (少し多い気がしたので3gくらいでもいいかもしれません)
松やに
用意できるなら樹脂(松やに)を蜜蝋の半量程、蜜蝋と一緒に布にしみ込ませるとラップとしての密着度が増すそうです。今回は使っていません
材料の他に用意するものは以下の通り
用意するもの
蜜蠟ラップの作り方
①ココナッツオイルが寒くて固まっていたので、レンジに数十秒かけてとかしました
②溶けたココナッツオイルに蜜蝋を混ぜるというか和えます
③アイロン台に新聞、クッキングペーパー、布(裏面が上)を順に置いて、オイルがついた蜜蝋をできるだけ均一に並べます
④クッキングペーパーを上にもかぶせて、上からアイロンを押し付け蜜蝋を溶かします
アイロン台に新聞紙を敷くのは蜜蝋がはみ出てしまうととっても取りにくいので、汚れる心配がないように新聞紙でガードしておいた方が良いです
私は布の表に蜜蝋を乗せてしまったのですが、布の裏面に蜜蝋・オイル、(あれば松やに)を置いてください。蜜蝋を均一に並べるのがなかなか細かい作業でした
クッキングシートで挟むようにして、その上からアイロンを静かに当てましょう
アイロンをゴシゴシと動かしてしまってはせっかく並べた蜜蝋が転がってしまうので、上から優しく押さえるようにアイロンで蜜蝋を溶かして布にしみ込ませます
蜜蝋は融点(溶け始める温度)が約65度くらいなので、じわじわっと溶けていきます
アイロン途中↓
すべての蜜蝋が溶けて全体にしみ込んだらクッキングペーパーをはがします。時間が経つとくっついてしまうので、くっつく前にはがしましょう
よくよくみると布の端に蜜蝋が行き届いていなかったので、蜜蝋を数粒追加してもう一度アイロンを当てました
アイロン後は熱いので気をつけましょう
蜜蠟が固まるまで、すこし干したら完成です
とっても簡単だったので、もう一枚追加で作りました
ちょうど蜂の巣のような蜜蠟ラップにぴったりな柄の布が余っていたので、同じ手順で作りましたが100均の布より薄手で小さかった(27cm×27cm)こともあり、蜜蝋が多くなってしまった模様
↑蜜蝋が多すぎて布に染み込まずに盛大にはみ出ています
余分にはみ出た蜜蝋はぺりっとはがして保存しておけば再利用できるそうです
完成後に2枚を比べてみると少しの差ですが、やはり薄い布の方が使いやすそうな感じ
ちなみに楽天のデコレクションズという可愛い生地屋さんのハギレセットに入っていた布です
蜜蠟ラップにもちょうどいい大きさの27cm角の布がたくさん入っています。たくさん可愛い布が欲しい人は100均で1枚100円の布を買うより安いのでおすすめです
現在は、はちの巣柄は福袋に入っていないようですがショップ内にはありました
完成した蜜蠟ラップ
割とすぐに乾いたので、作ったその日から使えます!
布の端に糸くずが結構出てしまったのですが、固まったあとにハサミで切るとキレイになりました
ギザギザやもこもこのピンキングハサミでカットすれば、もっと可愛くなると思います
蜜蝋ラップの使い方
蜜蝋が溶ける温度は約65℃なのでレンジでは使えません
- 食洗機や電子レンジなど高温になるものや・冷凍庫での使用も避ける
- レモンなど酸の強い食材は蝋を溶かしてしまうのでNG
- 熱湯で洗えないので生ものを直接包むのも衛生的に避けた方が良い
使い方としては、蓋のように器にかぶせて使ったり、パンや焼き菓子、野菜などを包むような使い方が適しています
使ったら水洗いして自然乾燥
何度も使ってくたびれてきたら、作る時と同様に蜜蝋とアイロンでメンテナンスしてあげましょう
繰り返し使えるのでエコだし、お気に入りの布でキッチンが彩られて気分が上がります
ラップのように透明ではないため何を包んだか忘れてしまいそうならマスキングテープに食材名などのメモを書いておくといいかもしれません
ぜひ試してみてください