一人暮らしを始めるなら、最初に買いそろえる家電の一つにテレビがあるかもしれません
しかし、本当にテレビは必要なのでしょうか?
NHKの調査結果では、10~20代の約半数が「ほぼテレビを見ない」という回答をしたそうです。若者だけでなく、全世帯でもテレビの所有率は年々減ってきています。この結果からわかるように、最近ではテレビを持たない一人暮らしも増えているのです
そこで、この記事では「一人暮らしにテレビは いるのか?いらないのか?」という疑問を解消すべく、テレビをなくすメリットやデメリット・注意点・テレビの代替手段などをご紹介します
ひとり暮らしに「テレビ」は いる?いらない?
ひとり暮らしでテレビがないメリットとデメリット
ひとり暮らしの部屋にテレビがないと何か良いことや不便なことが起こるのか、テレビをもたない理由やメリット・デメリットをご紹介します
テレビがいらない理由とメリット
テレビがいらないと考えている人の主な理由とその他どのようなメリットがあるか挙げていきます
テレビがいらない理由
- テレビがあるとつい見てしまうので、ないほうが時間を有効に使える
- もともとテレビを見る習慣がない
- テレビ番組自体に興味がない
- テレビは好きな時間に見られないのが不便
- テレビ番組はTverなどのネット配信で見るだけでいい
- NHKの受信料を払いたくないのでテレビを買わない
- テレビ本体の購入代金がもったいない
上記のような理由でテレビを見ない人が多いようですが、私個人の意見としては「CMが多くてツライし、時間がもったいない」のでほぼ見ません
ひとり暮らしでテレビを持たないメリット
テレビがない生活には様々なメリットがあります
時間が有効に使える
上記のテレビがいらない理由にもありましたが、時間が有効に使えるのが大きなメリットになると思います
テレビがあると、つい電源を入れて特に興味がない番組を無意識で見てしまうことがあります。テレビがないことで、この時間を自分の見たいインターネット配信や趣味など、興味のある事柄に向けることができます
インテリア的にないほうがスッキリ
新たにひとり暮らしを始めるならインテリアにもこだわりたい人が多いのではないでしょうか
テレビはオフにしていると真っ黒で圧迫感があります。またテレビ台も設置しなければなりません。都会だと特に家賃が高いので、広くないワンルームを借りる人も多いでしょう
テレビの大きさにもよりますが、テレビとテレビ台があるだけで結構場所をとってしまいます
テレビを置かないことで空間がスッキリとし、理想のインテリアコーディネートでリラックスできるかもしれません
▼テレビがないワンルームの例
出費を抑えられる
ひとり暮らしを始めるには様々な初期費用がかかります
最低限必要な家具家電と賃貸の初期費用や引っ越し費用、新生活に備えて様々なものを買いそろえなければなりません
テレビに必要性を感じない場合、テレビとテレビ台を購入しない選択をすれば出費を抑えることができます
またNHKの受信料は「NHKの放送を受信する機器」が無い場合、契約義務が生じません。テレビがなければ受信料を支払う必要がないと言うことです。しかし、PCなどでテレビが見られるテレビチューナーなどを持っている場合はNHK受信料を支払う必要があります
不要なニュースの情報を排除できる
テレビがあると朝、時間と天気予報を見るために電源をつけてしまう人が多いと思います
そこで必ず目にしてしまうのがニュースや芸能報道。テレビだけではなくニュースサイトや情報誌などにも言えることですが、自分の人生に直結しない不要なニュースは見ない方が幸せになれると考える人も多くいます
しかしニュースを目にしないと言うことはデメリットにもつながるので、デメリットの方も参考にしてください
テレビを持たない場合の注意点とデメリット
テレビがいらないと感じていても、テレビが必要な状況や場面が出てくるかもしれません
テレビがないひとり暮らしの注意点
ひとり暮らしでテレビをもっていないと不便なこともあります
万が一災害が発生した場合、テレビは天候情報や緊急地震速報などの情報を手軽に入手することができます。大規模な通信障害などでインターネットがつながらなくなるとSNSなども使えず、情報入手の手段がなくなります
テレビやラジオなどの電波を受信できる備えがあると安心です
テレビを持たないデメリット
情報の偏り
テレビは一般的に、政治や経済・社会問題などのニュースや情報を幅広くカバーしています
テレビを見ていて自分には関係がないし興味もないと思っている情報でも、意外な発見や新たな興味関心につながることがあります
一方、インターネットで入手できる情報は、自分が関心を持っている分野に限定されることが多いです
注意点でも書いたとおり、テレビがないと災害時などの緊急な場面で情報の入手が遅れてしまったり、大きな社会問題を見逃してしまうかもしれません
話題についていけない可能性
例えば、W杯(サッカーワールドカップ)やWBC(ワールドベースボールクラシック)、オリンピックや社会現象になるような話題のドラマ、NHK紅白歌合戦など
日本がお祭り騒ぎになるような話題性のあるイベントをリアルタイムで見れない可能性があります
テレビがない場合、友人や知人と「昨日のテレビ見た?」という共通の話題で盛り上がる機会をうしなってしまうかもしれません
しかし、近年のW杯やWBCはABEMAやAmazonプライムでのライブ配信がありました
NHK紅白歌合戦はリアルタイムでのライブ配信はありませんでした
しかし、後日NHKがYouTubeにハイライト動画をアップしたり、Amazonプライムの有料チャンネル(NHKオンデマンド)などで配信がありました
今後も大盛り上がりするイベントや話題の番組はインターネットで見られる機会が増えていくと思います
しかし、すべての番組が配信されている状態ではないのでデメリットとして挙げておきます
テレビがないと寂しいかも
家族から離れて初めてひとり暮らしをする場合、テレビがないとシーンとして寂しいと感じる人がいるかもしれません
「テレビは真剣に見ないけど、人の声がする方が落ち着くからテレビはつけっぱなし」という人もいます
動画や音楽を流しておく、ラジオや音声コンテンツを流しておく、など対策はいろいろあります
推しを推せない
個人的に感じたデメリットが、テレビでしかみれない「推し」の姿を見逃してしまうということ
これはテレビ出演がある推しを推している人に限定されるデメリットなので、推しがいない場合は飛ばしてください
TVerなどで見逃し配信を見れる場合もありますが、歌番組やバラエティなどを一部だけ配信している番組もあります。「ちょうど見たかったところだけ配信がなかった」という時は悲しいです
テレビがいらないなら代わりになるものは?
テレビがを持たないメリットとデメリットをご紹介しましたが、続いてテレビがない場合に代わりになるものをご紹介していきます
プロジェクター
大画面が欲しいという場合はプロジェクターが選択肢のひとつになります
白い壁やスクリーンがあれば、大型テレビよりも大きな画面で動画を視聴したりゲームを楽しむことができます
私の経験談としては、プロジェクターは夜型の人に向いていると思います。逆に朝は早起き派で、カーテンを全開にして日差しを浴びていたい人には不向きだと思います
プロジェクターは光で映像を投影するため、日差しの強い日中は映りが弱く薄い感じになります。遮光カーテンをしめたり、性能の良いプロジェクターを購入することで十分に楽しめると思いますが、日が沈んでから長く活動する夜型の人におすすめします
余談ですが、私は中国製の安物を購入したら動作音がうるさい上に2年で故障しました。映像自体はキレイに投影されて購入代金分は楽しめたと思います
購入するなら実績のあるものを選ぶといいと思います
おすすめプロジェクター
▼家電批評など多くの雑誌で1位をとっているプロジェクター界のナンバー1
▼予算があるなら照明一体型のポップインアラジン。テレビチューナーを用意すればテレビも見られます
パソコン (ディスプレイモニター)
仕事や趣味、学業でパソコンを利用するのであれば、画面の大きなノートPCやデスクトップPCがテレビの代わりに活躍します
コンパクトなノートPCを持っているなら、ディスプレイモニターだけ大きめなものを購入してノートPCとケーブルでつなぐこともできます。
また、FireTVstickなどのストリーミングデバイスをつなげば大きな画面で動画視聴を楽しめます
動画編集やイラスト、3DCG制作などの創作を本格的に始める場合は、大きな画面のデスクトップPCを購入してもいいかもしれません
▼私は最近セールで27インチのモニターを購入しました
▼ゲームが趣味の人はゲーミングモニターがおすすめ
テレビチューナー
テレビはいらないけど、PCでテレビを見るという選択肢もあります
テレビチューナーとは、パソコンなど本来はテレビ視聴機能のないデバイスで放送を見られるようにする装置です
USBなどの外づけタイプと、デスクトップPCなどに読み込む内蔵タイプなどがあります
スペックの低いPCだとスムーズな視聴ができないかもしれません。購入機器の推奨スペックを確認してから購入しましょう
テレビがいらないなら番組の代わりに見るものは?
ひとり暮らしでテレビを持たない多くの人は、インターネットで動画視聴を楽しんでいます
テレビ局の見逃し配信をしているTver、TBS FREEは会員登録不要で気軽に見逃したテレビ番組を見ることができます
サブスク 動画配信サービス
動画配信の定額制サービス(サブスク)で人気が高いのは以下の通り
どれも初回無料体験期間がもうけられています
テレビを見なくてもネット上には見るものがたくさんあるのでエンターテインメントには困らないですね
まとめ
一人暮らしにおいて、テレビは絶対に必要とはいえません。現在はスマホやパソコンで映画やドラマを見ることができ、大画面を楽しむことができるプロジェクターやモニターなどの選択肢もあります
しかしテレビは、災害情報やニュースなどの情報を得る手段として安心材料にもなります
一人暮らしでテレビがいらないかどうか迷っている方は、テレビがないことのメリット・デメリットを自分の生活スタイルに合わせて考えてみてください
最後までお読みいただきありがとうございました